東京外為市況=東京株式市場の上昇を受けて、円売り優勢

2016/02/08 16:53:10

 週明け8日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=117円台前半。
 前週末に発表された米雇用統計では、非農業部門就業者数の伸びが市場予想を下回る一方で、失業率や賃金は良好な内容となるなど、強弱まちまち。このため、海外市場は117円を挟んでもみ合う展開となった。東京市場はこの流れを引き継いで、116円90銭台で始まった後は、東京株式市場の上昇を受けた投資家のリスク回避姿勢の後退により、次第に円売りが優勢となり、一時117円台半ばまで円安に振れる展開となった。市場では「中国株式市場の休場に加え、欧州の主要統計の発表もなく、決め手材料に乏しい」との指摘が聞かれた。

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