東京外為市況=112円台前半での取引

2016/02/12 10:29:34

 12日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=112円台前半での取引。
 前日の海外市場では、イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が議会証言で追加利上げを慎重に判断する考えを示し、米国が早期に利上げに踏み切るとの観測が後退したことや欧米の株安や原油安を背景に投資家の消極姿勢が強まったことから、円買い・ドル売りの動きが強まり一時、約1年3カ月ぶりの円高水準となる1ドル=110円台を付けた。東京市場では、海外市場の流れを引き継いで112円台半ばで取引が始まった後、日経平均株価の急落を眺めて円が強含んでいる。市場では「投資家のリスク回避姿勢が和らぐまでは円高ドル安が続きそうだ。政府要人の発言にも関心が集まっている」との声があった。

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