東京外為市況=112円台前半での取引

2016/02/23 16:49:05

 23日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=112円台前半。
 原油相場高や欧米株高などを背景に、ドル買い・円売りが優勢となった海外市場の流れを引き継ぎ、円相場は113円近辺で始まった後、堅調に始まった日経平均株価がマイナス圏に値を沈めたうえ、中国株価も軟調に推移したことで、一時は112円を割り込む場面も見られたが、同水準では通貨当局の対応を警戒した向きのドル買いや、大口のドル買い・円売りが入ったため、112円台前半に巻き戻される格好となった。市場では、米財務省高官の通貨安競争へのけん制発言により、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で政策協調がとられるとの期待が剥落しているため、円安基調にはなりづらくなっているという。

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