東京外為市況=中国株の下落を受けて、円買い優勢

2016/02/29 17:00:43

 29日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=113円付近で推移。
 前週末の海外市場は、昨年10〜12月期の米国内総生産(GDP)改定値が、予想に反して速報値から上方改定されたほか、その他の米指標も良好な内容となったため、米国の利上げ観測が再燃。これを受けて、ドル買い・円売りが優勢となった。東京市場はこの流れを引き継いで、1ドル=113円台後半で始まった。その後は、東京株式市場が軟調に推移したほか、中国・上海総合指数も下落したため、リスク回避的な円買いが優勢となり、一時112円台後半まで円高・ドル安に振れる展開となった。市場筋は「前週のG20声明で財政出動を含むあらゆる政策手段をとることが明記され、中国株の上昇が期待されたが結果的に下落となったため、リスクオフ(リスク回避)の流れが強まった」と指摘した。

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