東京外為市況=アジア株の上昇を受けて円は軟調

2016/03/01 17:00:34

 1日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=112円台後半。
 前日の海外市場は、2月のシカゴ購買部協会景況指数が低調な内容となったため、投資家のリスク回避姿勢が強まり、相対的に安全な通貨とされる円を買う動きが先行した。この流れを引き継いで、東京市場は1ドル=112円台前半で始まった。その後は決め手材料不足となるなか、下落していた東京株式市場がプラスに転じたほか、中国・上海総合指数も上昇したため、次第に円売りが優勢となり、112円台後半まで円安に振れる展開となった。ただ、市場では「積極的にドルを買う材料もなく、週末の米雇用統計を控えた持ち高調整の動きが中心となった」との指摘が聞かれた。

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