東京外為市況=円相場は114円台前半

2016/03/02 17:02:18

 2日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=114円台前半。
 前日の海外市場では、米国の製造業関連統計が良好な内容となり、利上げ観測が再燃したため、ドル買い・円売りが先行する展開となった。東京市場はこの流れを引き継いで、113円台後半で始まったあと、114円台前半まで軟化。持ち高調整のドル売りに113円台後半に水準を戻す場面がみられたものの、東京株式市場が上げ幅を拡大したほか、中国・上海総合指数も大幅高となり、投資家のリスク回避姿勢が後退したため、取引終盤は再び114円台前半で推移した。市場筋は「前週の米国内総生産(GDP)の上方修正以降、良好な米指標が相次いでいる。今夜は雇用統計の先行指標となる、ADP全米雇用報告を控えており、堅調な内容となれば、ドル買い圧力が一段と強まるだろう」と指摘した。

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