東京外為市況=円相場は軟化、112円台前半で推移

2016/03/23 17:00:35

 23日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=112円台前半。
 前日の海外市場では、シカゴ地区連銀のエバンス総裁が「年内2回の利上げを想定している」と述べる一方で「強いデータでペース変更の可能性もある」との考えを示した。同総裁はハト派的とみられていたため、この発言を受けて、ドル買いが優勢となった。東京市場はこの流れを引き継いで始まったあとは、決め手材料に欠けるため、同水準でもみ合いの展開となった。市場筋は「ベルギー・ブリュッセルで起きた連続爆破テロにより、英国の欧州連合(EU)離脱の可能性が高まったとの声が聞かれており、ドルが対欧州通貨で上昇した。これに連れて対円でもドル高が進んだようだ」と指摘した。

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