東京外為市況=FRB議長の講演を控える中、113円台半ば

2016/03/29 16:40:55

 29日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=113円台半ば。
 インフレ動向の判断で米連邦準備制度理事会(FRB)が重視する、2月の個人消費支出(PCE)物価指数の低下を受け、ドル売り・円買いが先行した海外市場の流れを引き継ぎ、円相場は113円台前半で始まった後、軟調に推移した日経平均株価が引けにかけて下げ渋ったほか、実需筋による年度末のドル買い・円売りが優勢となり、113円台半ばでの推移となっている。今夜未明にFRBのイエレン議長の講演を控えていることで、模様眺め気分も強まっているようだ。市場では、安倍首相が午後6時過ぎに会見を行うことが発表されたが、2017年4月に消費税率を予定通り10%に引き上げることを表明した場合、円売りが優勢になるとの見方が出ているという。

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