東京外為市況=株価動向に振られる中、110円台前半

2016/04/06 17:00:08

 6日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=110円台前半。
 国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事が、世界成長率の下方修正を示唆し、世界的な株安となったことを受け、投資家のリスク回避姿勢が広がり、安全な通貨とされる円を買ってドルを売る動きが先行した海外市場の地合いを引き継ぎ、円相場は110円台前半で始まった後、日経平均株価が上昇する場面では、一時110円台半ばを付けたものの、引けにかけて株価が軟化したことで、110円台前半に巻き戻される展開となっている。市場では、積極的にドルを買い進む材料が見当たらないほか、安倍首相が米紙のインタビューで、為替介入に否定的な発言をしたことも、円買い材料になっているという。

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