東京外為市況=財務相の円高けん制発言などを受け、109円近辺

2016/04/08 17:00:17

 週末8日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=109円近辺。
 欧米株価の下落を背景に、投資家のリスク回避姿勢が広がり、比較的安全な通貨とされる円を買ってドルを売る動きが強まり、一時は海外市場で2014年10月以来、約1年5カ月ぶりに107円台を付けたが、その後の東京市場では、麻生太郎財務相が「場合によっては必要な措置を取りたい」と述べたことなどから、政府・日銀による為替介入への警戒感が広がったため、円売り・ドル買いが優勢となったほか、軟調に始まった日経平均株価が引けにかけてプラス圏を回復したことで、109円近辺での推移となっている。

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