東京外為市況=円は堅調、108円付近で推移

2016/04/11 16:42:05

 週明け11日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=108円付近で推移。
 前週末の海外市場の流れを引き継いで、東京市場は1ドル=108円台前半で始まった。その後は、東京株式市場の下落を眺めた投資家のリスク回避的な円買い・ドル売りが優勢となり、一時107円台後半まで円高に振れる展開。日銀の黒田総裁が「必要なら追加的金融緩和講じる」と述べたものの、円相場への影響は限られた。欧州勢が参加した取引終盤は持ち高調整のドル買いに108円を挟んでもみ合いとなった。市場では「前週末にニューヨーク連銀のダドリー総裁が早期利上げに慎重な姿勢を示したことに加え、日銀による円売り介入は困難との見方がドル売りを誘っている」との指摘が聞かれた。

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