東京外為市況=108円台前半での取引

2016/04/12 16:34:48

 12日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台前半。
 米国の利上げペースが緩やかになるとの見方がドル売り・円買い材料視された海外市場の流れを引き継いで、東京市場は1ドル=107円台後半で始まった。その後は、東京株式市場が反発に転じたことで、投資家のリスク回避姿勢が和らいだため、やや円売りが優勢となり、108円台前半でもみ合う展開となった。麻生財務相が「一方的に偏った投機的な動きが見られた場合、場合により必要な措置をとる」と述べたことも円売り材料視された。ただ「日銀による円売り介入は困難」との見方も根強く、一段の円売りには繋がっていない。

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