東京外為市況=円相場は109円台前半でもみ合い

2016/04/14 16:55:51

 14日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=109円台前半。  前日の海外市場では、NYダウが約5カ月ぶりの高値圏に浮上したことを好感して、投資家がリスク選好姿勢を強めたため、相対的に安全な通貨とされる円を売って、ドルを買う動きが優勢となった。東京市場はこの流れを引き継いで、1ドル=109円台前半で始まった。その後は、東京株式市場の上伸を眺めて、円売りが優勢となる場面がみられたものの、109円50銭付近では短期筋による利益確定のドル売り・円買いが見受けられ、取引終盤は概ね109円台前半でもみ合う展開となった。麻生財務相が「(為替相場の)急激な変動などは望ましくない。G20でそれに関し、しかるべき対応を取ることを合意している」と述べ、投機的な動きをけん制したものの、市場の反応は限定的にとどまった。

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