東京外為市況=円相場は109円台半ばでもみ合い

2016/05/24 16:52:50

 24日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=109円台半ば。  株式市場の下落を眺めて、投資家のリスク回避的な円買いが先行した海外市場の流れを引き継いで、東京市場は1ドル=109円台前半で始まった。その後は、新たな決め手材料に欠け、概ね109円20銭〜30銭台の狭いレンジでもみ合い推移となった。欧州勢が参加した取引終盤はややドル買いが優勢となり、109円台半ばまで円が弱含んだ。市場筋は「米連邦準備制度理事会(FRB)関係筋による利上げに前向きな発言が相次いでいるため、ドルの下値は支えられている」と指摘した。ただ市場では、週末の伊勢志摩サミットや、第1四半期の米国内総生産(GDP)改定値のほか、米バーバード大のイベントに参加するイエレンFRB議長の発言などに注目が集まっており、模様眺めムードが強まっている。

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