東京外為市況=株価の下げ渋りを背景に、107円台前半

2016/06/06 16:54:44

 週明け6日の東京外国為替市場は、1ドル=107円台前半。  米雇用統計で景気動向を映す非農業部門の就業者数が低調な内容となったことから、米国の早期利上げ観測が後退し、円買い・ドル売りが加速した前週末の海外市場の地合いを引き継ぎ、円相場は106円台後半で始まった後、軟調に始まった日経平均株価が引けにかけて下げ渋ったことで、円売り・ドル買いが優勢となり107円台に乗せた後は、今夜の米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長の講演を控えて模様眺め気分が広がり、107円台前半での推移となっている。市場では、明日未明に予定されているイエレン議長の講演が注目されており、イエレン議長が利上げに消極的な姿勢を示した場合、もう一段のドル安・円高となる可能性が強いという。

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