東京外為市況=円は急伸、一時103円台半ば

2016/06/16 17:00:58

 16日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=104円近辺。
 前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが見送られ、声明もハト派と受け止められたことで、ドル売り・円買いが優勢となった海外市場の流れを引き継いで、東京市場は1ドル=105円台後半で始まった。その後、日銀の金融政策決定会合で金融政策の据え置きが決まったため、円が急伸。一時103円50銭台を付け、2014年8月以来の円高水準となった。ただ、急激な円高進行への警戒感から、取引終盤はやや水準を戻した。市場では「日銀の金融政策維持は予想通りであったものの、ハト派的なFOMC声明や英国の欧州連合(EU)離脱懸念から円買い意欲が強まり、円が独歩高となった」と指摘した。

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