東京外為市況=ポジション調整の動きに102円台半ば

2016/07/01 16:56:42

 週末1日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=102円台半ば。
 前日の欧米株高を背景に投資家のリスク回避姿勢が後退し、比較的安全な通貨として買われていた円を売ってドルを買う動きが先行した海外市場の地合いを引き継ぎ、円相場は103円近辺で始まった後、日経平均株価が堅調に始まり、引けにかけて朝方の水準を維持したものの、米国市場が3連休を控えていることや、週末を控えたポジション調整の円買い・ドル売りが優勢となり、102円台半ばでの推移となっている。朝方に日銀が6月の企業短期経済観測調査(短観)を発表したが、景況感を示す大企業製造業の業況判断指数(DI)が前回調査と比べて横ばいだったことなどから、円相場への影響は限定的となったようだ。

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