東京外為市況=円相場は米雇用統計を控え動意薄

2016/07/08 17:02:00

 週末8日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=100円台後半。
 前日の海外市場では、ADP全米雇用報告が良好な内容となったことで1ドル=101円台前半まで円安に振れる場面がみられたものの、原油価格の下落を眺めてリスク回避ムードが再燃したため、100円台後半まで円高方向に切り返した。東京市場はこの流れを引き継いで始まった後は、東京株式市場の軟化を受けて、100円台前半を付ける場面がみられたが、その後は100円台後半に水準を戻しもみ合う展開となった。市場では「新たな決め手材料に欠ける事や、今夜の米雇用統計を待ちたいとの思惑から、積極的な商いを見送る向きが目立った」との指摘が聞かれた。

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