東京外為市況=午後に入り、徐々に円安が進行

2016/07/11 16:52:16

 週明け11日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=102円近辺。
 午前中は、前日の参院選で与党が大勝したことから日経平均株価が大幅高となる中、英国の欧州連合(EU)離脱に伴う景気減速に対する懸念が根強いこともあり、ドル・円相場は概ね1ドル=100円台後半でもみ合っていた。しかし午後に入ると、日経平均株価が上げ幅をさらに拡大したほか、参院選与党勝利を受けて新たな景気対策を期待する向きが増えたことから投資家のリスク選好ムードが強まり、安全資産とされる円はドルなどに対し徐々に売られる格好。同102円近辺まで円安・ドル高が進行した。市場からは「安倍政権が国債増発を伴った景気対策を講じると一部で報じられたことで、アベノミクスが再加速するとの期待感が高まったようだ」との声も聞かれた。

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