東京外為市況=日銀の追加緩和観測を背景に、106円台前半

2016/07/22 17:01:33

 週末22日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=106円台前半。
 前日に日銀の黒田東彦総裁が、国債の直接引き受けなどで財政支出を拡大する「ヘリコプターマネー」導入に否定的な見解を示していたことを背景に、円買い・ドル売りが強まった海外市場の地合いを引き継ぎ、円相場は105円台後半で始まった後は、日経平均株価が軟調に始まったことで、円買い・ドル売りの流れが継続し、一時は105円台半ばを付ける場面も見られたが、株価が引けにかけて下げ渋ったほか、来週28〜29日の日銀金融政策決定会合での追加緩和観測を背景に、円売り・ドル買いが優勢となり、106円台前半での推移となっている。

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