東京外為市況=円相場は上伸、一時103円台後半

2016/07/26 16:52:40

 26日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=104円付近。
 米株式市場や原油相場の下落を受けて、投資家のリスク回避姿勢が強まった海外市場の流れを引き継いで、東京市場は1ドル=105円台半ばで始まった。その後は、東京株式市場の下げ幅拡大を眺めて、短期筋のロスカットの円買い・ドル売りが膨らむ格好となり、104円台前半まで円が上伸する展開。海外勢が参加した取引終盤には一段高となり、一時103円台後半を付けた。市場筋は「政府の経済対策が期待はずれに終わるとの思惑や、日銀が追加緩和を見送るとの観測が一部で浮上したことも、円買い要因となったようだ」と指摘した。また「米連邦公開市場委員会(FOMC)や、日銀金融政策決定会合を前に、新たなポジションを取りづらい」との声も聞かれた。

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