外為市況=円相場は、107円台前半

2018/04/11 6:00:00

 10日の外国為替市場の円相場は、1ドル=107円台前半。
 中国の習近平国家主席が「中国は貿易黒字の拡大を目標とせず、輸入拡大を真に希望する」と述べ、貿易摩擦が激化する米トランプ大統領との対話姿勢を示したことで、投資家のリスク回避姿勢が後退。相対的に安全な通貨とされる円が売られたアジア・欧州市場の流れを引き継いで、ニューヨーク取引は1ドル=107円台前半で始まった。その後発表された米卸売物価指数が市場予想を上回ったほか、米株価が大幅高で推移したことも円売り・ドル買いを誘う格好となった。しかし、シリア・アサド政権による化学兵器使用疑惑に絡み、米国がフランスや英国と共同軍事攻撃を検討していると一部で報じられたほか、イランのタスニム通信が、シリア中部ホムスの空軍基地への攻撃でイランの軍事顧問7人が死亡したと報じた。イランの最高指導者ハメネイ師が、攻撃はイスラエルによるものと断じ報復を示唆するなど、中東情勢への警戒感が根強いことから、ドルの上値は抑えられ、107円台前半でもみ合い推移が続いた。

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