外為市況=イタリアの政局混迷などを背景に円は買われる

2018/05/30 6:00:00

 連休明け29日の外国為替市場の円相場は、1ドル=108円台後半。
 イタリアでは3月の総選挙以降、親欧州連合(EU)派と懐疑派のせめぎ合いが続いているが、こうした中でイタリア暫定首相に指名されたコッタレッリ氏が組閣に見切りをつけ、早ければ7月29日に再選挙を実施する可能性を検討しているとの報が伝わり、同国の政局混迷ぶりが浮き彫りとなる格好。これにより投資家がリスク回避姿勢を強めたことから、相対的に安全な通貨とされる円はドルなどに対して買われたほか、イタリアの政局混迷を受けて欧米株価が急落したことも円の上げ足を強め、一時は1ドル=108円台前半まで円高・ドル安が進行。ただ、その後は急速に進んだ円高に対する反動から利益確定の円売りが入ったためか、概ね同108円台後半での値動きとなった。
 イタリアでは、ばら撒き政策を掲げたEU懐疑派に対する国民の支持率が高く、再選挙後に次期政権を担うこととなれば、イタリアがユーロを離脱して欧州の金融・経済に深刻な影響を及ぼす可能性が出てくる。また、スペインではラホイ首相が週内にも議会で不信任案に直面する可能性が浮上。これも投資家のリスク回避姿勢を強める要因となっている模様。

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