外為市況=円相場は110円台半ばでもみ合い

2018/06/16 6:00:00

 週末15日の外国為替市場の円相場は、1ドル=110円台半ば。
 日銀が金融政策決定会合で政策金利の据え置きを発表。市場予想通りであったものの、今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げペースの加速が示され、欧州中央銀行(ECB)理事会で年内の量的緩和終了が決まるなど、金融政策の方向性の違いが意識され、アジア取引時間帯には1ドル=110円90銭台まで円が売られた。ただ、トランプ米政権が、通商法301条に基づき、中国の知的財産権侵害を理由にした貿易制裁の発動を決定。中国も同規模の関税で報復すると表明したことで、米中貿易摩擦の激化懸念から、相対的に安全な通貨とされる円を買う動きがみられ、110円台半ばまで円高方向に切り返した。

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