外為市況=米中貿易戦争への懸念から円は買われる

2018/06/20 6:00:00

 19日の外国為替市場の円相場は、1ドル=110円近辺。
 トランプ大統領は前日、2000億ドル規模の中国製品に対し10%の追加関税を課すと警告。中国側も「断固として反撃する」と表明するなど、日増しに強まっている米中貿易戦争への懸念がますます強くなったことから、相対的に安全な通貨とされる円はドルなどに対して買われやすくなる格好。世界の主要な株式市場で株価が急落し、これを受けて投資家がリスク回避姿勢を強めたことも円買い・ドル売り要因となり、一時は1ドル=109円台半ばまで円高・ドル安が進行した。ただ、円買いが一巡すると、急速に進んだ円高に対する反動から利食いの円売りが見受けられたほか、本日発表された5月の米住宅着工件数が良好だったことを眺めた円売りも入り、過度な円高の流れは一服して概ね同110円近辺での値動きとなった。

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