外為市況=米FRB議長の発言をきっかけに円売り先行

2018/06/21 6:00:00

 20日の外国為替市場の円相場は、1ドル=110円台前半。
 米国のロス商務長官が「トランプ大統領は今こそ行動を起こす時だと感じており、私自身もこれに同意している。中国がこうした慣行(知的財産権侵害)を継続することで受ける痛みが増すよう圧力を掛けない限り、我々は成功しない」と発言したことを受けて米中貿易戦争への警戒感が広がり、1ドル=109円台後半まで円が買われる場面もあった。しかしその後は、欧州中央銀行(ECB)が主催するポルトガルのシントラでの主要中銀トップ出席の会合で、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が「緩やかな利上げを継続する根拠は依然強い」と発言し、これを受けて利上げペース加速への警戒感が広がったことから円売り・ドル買いの流れへと反転。同110円台前半まで円安・ドル高に振れる展開となった。

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