外為市況=低調な米指標などを受けて円買い先行

2018/06/22 6:00:00

 21日の外国為替市場の円相場は、1ドル=109円台後半。
 パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を受けて円売り・ドル買いが進んだ前日の流れを引き継ぎ、1ドル=110円台後半まで円安・ドル高に振れる場面もあった。しかしその後は、米長期金利の低下を眺めた円の買い戻しが見受けられたほか、本日発表された6月のフィラデルフィア連銀・製造業景況指数や5月の米景気先行指数が低調だったことも円の買い戻しを誘う格好。米中貿易戦争への懸念が根強いことも相対的に安全な通貨とされる円を支え、1ドル=109円台後半まで円高・ドル安が進行した。
 ユーロ・ドル相場は、イタリアのユーロ離脱をめぐる観測の再燃などを背景にユーロ売り・ドル買いが進み、一時は1ユーロ=1.15ドル割れを試したが、その後は売り過剰感などからユーロが買い戻されたほか、低調な米経済指標を受けてドルが円などに対して下落したこともユーロの買い戻しを誘い、概ね同1.16ドル台前半での取引となった。

関連ニュース(為替)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ