外為市況=世界的な貿易摩擦激化への懸念が広がり、109円台後半

2018/06/26 6:00:00

 週明け25日の外国為替市場の円相場は、1ドル=109円台後半。
 米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは24日、トランプ政権が中国への技術流出を防ぐため、中国資本が25%以上入っている企業を対象に、「産業上重要な技術」を持つ米企業の買収を禁じる規制強化案を検討していると報じた。規制案の対象分野は、中国政府が巨額の補助金をつぎ込むハイテク産業育成戦略「中国製造2025」が重点投資する航空宇宙、電気自動車、ITなど広範囲に及ぶという。トランプ大統領は22日には欧州連合(EU)産の自動車に対し20%の追加関税を課すと警告しており、米国と諸外国・地域との間で貿易摩擦激化への懸念が一段と広がり、投資家がリスク回避姿勢を強めたため、相対的に安全な通貨とされる円を買ってドルを売る動きが優勢となり、円相場は109円台後半での推移となっている。

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