外為市況=貿易摩擦激化への過度の懸念が後退し、110円台前半

2018/06/28 6:00:00

 27日の外国為替市場の円相場は、1ドル=110円台前半。
 ムニューシン米財務長官は27日、トランプ政権が導入を検討している米ハイテク企業への投資規制について「中国だけを意図したものではない」と述べた上で、投資制限強化による「経済への影響はない」との認識を示した。一方、中国商務省も同日、トランプ政権が中国資本を標的に米ハイテク企業への投資規制を行うことについて「中国企業が被る潜在的な影響を調べる」との報道官談話の発表にとどめ、真っ向から反発する姿勢を示さなかった。このため、米中間の貿易摩擦激化に対する過度の警戒感が後退し、安全な通貨として買われていた円を売ってドルを買う動きが優勢となり、円相場は110円台前半での推移となっている。

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