外為市況=リスク回避姿勢が後退し、110円台半ば

2018/06/29 6:00:00

 28日の外国為替市場の円相場は、1ドル=110円台半ば。
 トランプ米政権は27日、中国資本によるハイテク企業への投資規制について、全ての国の資本による買収計画を審査する対米外国投資委員会(CFIUS)の強化で対応する方針を明らかにした。一方で、クドロー国家経済会議(NEC)委員長がトランプ氏の説明は中国に対する態度の軟化を示唆したものではないと発言。週初には対中政策をめぐってムニューシン財務長官とナバロ大統領補佐官の意見の食い違いも明らかになっており、米中「貿易戦争」がぎりぎりの交渉で回避できるかどうか予断を許さない状況となる中、円相場は110円台前半で小動きとなっていた。ただ、その後は米株価や原油相場が堅調に推移していることで、投資家のリスク回避姿勢が後退し、相対的に安全な通貨として買われていた円を売ってドルを買う動きが優勢となり、110円台半ばでの推移となっている。

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