外為市況=円は強含み、110円台半ば

2018/07/04 6:00:00

 3日の外国為替市場の円相場は、1ドル=110円台半ば。
 前日の米経済指標が総じて良好な内容となり、米国の追加利上げペースの加速が改めて意識され、アジア・欧州市場ではドル買い・円売りが優勢の展開。一時1ドル=111円台前半まで円が売られた。しかし、ニューヨーク取引開始後は、独立記念日の祝日を前に積極的な商いが見送られるなか、6日に米中両国の追加関税発動を控えて、投資家のリスク回避姿勢が強まったため、相対的に安全な通貨とされる円を買ってドルを売る動きが優勢の展開。110円台半ばまで円高方向に切り返す格好となった。
 ユーロは堅調。ドイツのメルケル首相と移民・難民政策で対立し辞任する考えを示していたゼーホーファー内相(キリスト教社会同盟・CSU党首)が、政策で合意できたとして辞意を撤回したことから、同国の政局不透明感が後退。これを受けてユーロが対ドルで買い戻された。

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