外為市況=約半年ぶりの円安水準に

2018/07/12 6:00:00

 11日の外国為替市場の円相場は、1ドル=112円近辺。
 トランプ米大統領が前日に、中国から輸入する2000億ドル相当の製品に10%の関税を上乗せする追加制裁の手続きを開始すると発表し、米中貿易戦争への懸念が再び強まったことから、相対的に安全な通貨とされる円はドルなどに対して買われ、一時は1ドル=110円台後半まで円高・ドル安が進行。NY時間帯に入ってからも序盤まではこうした流れを引き継いでいたが、その後は円の買い過剰感が高まったためか利益確定の円売りが膨らむ格好。1月10日以来およそ半年ぶりの円安・ドル高水準となる同112円近辺まで円は急落した。
 ユーロ・ドル相場は、欧州中央銀行(ECB)が早ければ来年7月に利上げを検討する可能性があるとの一部報道を受けてユーロ買い・ドル売りが先行する場面もあったが、その後はドル・円相場の円安・ドル高の流れがユーロ・ドル相場にも波及してユーロ安・ドル高基調へと転換。利益確定のユーロ売りも見受けられた。

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