外為市況=調整的な円買いが先行

2018/07/14 6:00:00

 週末13日の外国為替市場の円相場は、1ドル=112円台前半。
 米中貿易摩擦激化への懸念が日増しに強まる中、本来なら相対的に安全な通貨とされる円の魅力が高まるはずが新興国経済への懸念がこれを上回り、資金をドルに流入させる動きが広がっている最近の流れを引き継ぎ、一時は1ドル=112円台後半まで円安・ドル高が進行。ただ、円売りが一巡すると週末要因によりポジション調整的な円買い・ドル売りが先行したため、概ね同112円台前半での取引となった。ただ、市場からは「最近の主要な米経済指標が総じて良好であることから早期の米追加利上げ観測が燻る中、米連邦準備制度理事会(FRB)が議会に提出した半期に一度の報告書の中で、引き続き緩やかな利上げが適切との認識を示したことで利上げ観測がさらに広まっているため、円の先安感は強い」との声も聞かれた。

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