外為市況=円は強含み、110円台後半

2018/07/26 6:00:00

 25日の外国為替市場の円相場は、1ドル=110円台後半。
 アジア取引時間帯は概ね1ドル=111円台前半で推移。米国の長期金利低下を背景に110円台後半まで円が強含む場面が見られたものの、トランプ米大統領とユンケル欧州委員長の会談を前に、持ち高調整のドル買いが入り、ニューヨーク取引は111円付近でもみ合いの展開が続いた。注目された米欧首脳会談では自動車関税を中心に議論されたとみられるが、閣僚級を交えた拡大会合で具体的な成果に繋がるかは不透明の情勢。そうしたなか、米紙ワシントンポストが、トランプ政権が輸入車に25%の関税を課す方向で検討していると報じたことで、投資家のリスク回避姿勢が強まり、相対的に安全な通貨とされる円を買う動きが強まり、再び110円台後半まで円高・ドル安に振れた。市場では「31日の日銀金融政策決定会合を前に、日銀の政策変更への警戒感も円買い要因となっている」との指摘が聞かれた。
 なお、ホワイトハウスは米欧首脳会談後に共同声明を発表すると述べている。一部ではトランプ大統領がEU側からの譲歩を引き出し、両者は合意したと報じられており、解決に向けて何らかのポジティブな内容が出るのではとの思惑が浮上している。

関連ニュース(為替)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ