外為市況=円は反落、111円台前半

2018/07/27 6:00:00

 26日の外国為替市場の円相場は、1ドル=111円台前半。
 前日の米欧首脳会談の結果を受けて、米欧貿易摩擦への懸念が後退したため、ユーロ・ドル相場でユーロ高・ドル安が進行。これに連れて、ドル・円相場でもドルが売られる格好となり、アジア時間帯は1ドル=110円台後半で推移した。その後、欧州中央銀行(ECB)が定例理事会で政策金利の据え置きを決定。ドラギECB総裁は会見で、政策金利について少なくとも2019年夏までは変更しない方針を改めて強調した。ECBの緩和的金融政策が継続されるとの見方から、一転してユーロ安・ドル高に振れたため、円相場も111円台前半まで円安方向に切り返す展開。本日発表された6月の米耐久財受注が弱い内容となり、ドル売りが強まる場面がみられたが、取引終盤は再び111円台前半に水準を戻してもみ合いとなった。市場では「明日の米国内総生産(GDP)や、来週の日銀政策決定会合、米連邦公開市場委員会(FOMC)と重要イベントが続くため、神経質な値動きが続きそうだ」との声が聞かれた。

関連ニュース(為替)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ