外為市況=一時112円を試すなど円安進行

2018/08/01 6:00:00

 31日の外国為替市場の円相場は、1ドル=111円台後半。
 日銀はこの日の金融政策決定会合で、長期金利の誘導目標の柔軟化を決めた一方、2%の物価上昇目標の実現に向けて低金利を維持する姿勢を鮮明にし、これを受けて円売り・ドル買いが進んだ東京時間帯での流れを引き継ぐ中、米中貿易摩擦の緩和に向けて両国が交渉を再開しようとしているとの米ブルームバーグ通信の報道をきっかけに投資家がリスク回避姿勢を弱めたため、相対的に安全な通貨とされる円はドルなどに対しさらに売られやすくなる格好。一時は1ドル=112円を試した。ただ、円売りが一巡すると明日公表の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明を前に様子見ムードが漂ったためか、概ね同111円台後半での値動きとなった。なお、市場の注目を集めていた6月の米個人消費支出(PCE)コア物価指数の前年同月比は市場予想をやや下回ったが、特に目立った反応は見られなかった。

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