外為市況=米雇用統計発表を前に様子見ムード漂う

2018/08/03 6:00:00

 2日の外国為替市場の円相場は、1ドル=111円台後半。
 トランプ米政権は前日に2000億ドル相当の中国製品に課す関税について、税率を当初発表の10%から25%へ引き上げることを提案していると表明。これに対し、中国も制裁強化を示唆するなど米中間の貿易摩擦激化への懸念が再燃したことから投資家がリスク回避姿勢を強めたため、相対的に安全な通貨とされる円はドルなどに対し買われ、一時は1ドル=111円台前半まで円高・ドル安が進行。ただ、その後は明日発表の7月米雇用統計を前に様子見ムードが漂う中、ポジション調整的な円売り・ドル買いが見受けられたことから、概ね同111円台後半での取引となった。米雇用統計についてロイター通信がまとめた予想では、非農業部門就業者数が前月比19万人増、失業率が3.9%、平均時給が前月比で0.3%増、前年同月比で2.7%増になるとそれぞれ見込まれている。

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