外為市況=米雇用統計を受けて円高進行

2018/08/04 6:00:00

 週末3日の外国為替市場の円相場は、1ドル=111円台前半。
 米労働省が本日発表した7月雇用統計で、失業率と平均時給は市場予想と一致したものの、景気動向を反映するとされる非農業部門就業者数が予想を下回る増加幅にとどまったため、これを受けて円高・ドル安が進行。一時は1ドル=111円近辺まで円は上昇した。ただ、円買い一巡後は週末要因などによりポジション調整主体の値動きとなったためか、概ね同111円台前半で推移した。市場関係者は「雇用ペースは確かに鈍化したが、これがむしろ景気過熱への懸念を抑え、米連邦準備制度理事会(FRB)が従来の計画通り金融政策を徐々に引き締めるとの見方につながったことも、円買いの流れに歯止めを掛ける要因となったのかもしれない」と指摘した。

関連ニュース(為替)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ