外為市況=投資家のリスク回避姿勢が広がり、110円台後半

2018/08/11 6:00:00

 週末10日の外国為替市場の円相場は、1ドル=110円台後半。
 米国人牧師の拘束をめぐって米国とトルコの外交関係が悪化する中、トランプ米大統領がトルコに対し、鉄鋼・アルミニウムの関税引き上げを10日朝方に発表。こうした中、欧州中央銀行(ECB)がトルコ向け融資の多い欧州の銀行への懸念を募らせているとの英紙フィナンシャル・タイムズの報道に加え、世界的に株価が下落していることを受け、投資家のリスク回避姿勢が広がり、相対的に安全な通貨とされる円を買ってドルを売る動きが優勢となり、円相場は110円台後半での推移となっている。
 ユーロはトルコの通貨リラが暴落し、トルコに融資する欧州の金融機関の経営への悪影響が懸念されたため、対ドルでも軟調となっていることから、一時は昨年7月以来の安値を付けている。

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