外為市況=円は反発、一時110円台前半

2018/08/16 6:00:00

 15日の外国為替市場の円相場は、1ドル=110円台後半。
 トルコ西部イズミル県の裁判所は、トランプ米政権が求めている米国人牧師アンドルー・ブランソン氏の釈放を拒否。また、トルコ政府は乗用車やアルコール飲料、たばこなど一部の米国製品に追加関税を課したと発表した。米国とトルコの対立激化への懸念から、相対的に安全な通貨とされる円を買う動きが優勢の展開。一時1ドル=110円40銭台まで円高・ドル安に振れた。しかし、本日発表された7月の米小売売上高が市場予想を上回ったことが、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ判断を後押しするとの見方が浮上したため、ドルが買い戻され、取引終盤は110円60銭〜70銭台で推移した。
 ユーロは軟調。米国とトルコの対立激化や新興国通貨の不安定な値動きを背景に、ドル買いが優勢となり、一時1ユーロ=1.13ドル割れ目前となった。ただ、同節目を維持したことでテクニカル的なユーロ買いが入り、1.13ドル台半ばでもみ合う格好となった。

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