外為市況=トランプ発言で円は強含み、110円付近

2018/08/21 6:00:00

 週明け20日の外国為替市場の円相場は、1ドル=110円台前半。
 今週の米中貿易協議再開への期待から欧米株式市場が上昇したため、投資家のリスク回避姿勢が後退。相対的に安全な通貨とされる円を売ってドルを買う動きが優勢の展開。取引序盤は1ドル=110円台半ばで推移した。その後、米アトランタ地区連銀のボスティック総裁が、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ回数について、通商をめぐる緊張の高まりやこのところの世界情勢が米経済見通しに対する下向きリスクになる可能性があるとし、年内はあと1回の利上げが実施されるとの見方を示したことでドル売り・円買いに動く向きが見受けられ、概ね110円台前半で推移した。
 取引終盤に、トランプ米大統領がロイター通信のインタビューで、FRBのパウエル議長が利上げを継続する方針であることについて「気に入らない」と述べたほか、中国や欧州連合(EU)が通貨を操作していると非難したことで、110円付近まで円高・ドル安が進んだ。

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