外為市況=低調な米経済指標を受け、円は強含み

2018/09/13 6:00:00

 12日の外国為替市場の円相場は、1ドル=111円台前半。
 本日発表された8月の米卸売物価指数(PPI)・同コア指数が予想外のマイナスとなったことを手掛かりに、ドル売り・円買いが優勢の展開。1ドル=111円台前半まで円が強含みとなった。ただ、欧州中央銀行(ECB)理事会や、北米自由貿易協定(NAFTA)をめぐる米国とカナダの協議を見極めたいとの思惑から、模様眺めムードが強まった。市場では「13日はトルコ中銀の政策決定会合も控えている。新興国通貨の動向に影響を及ぼす可能性があり、注目材料となる」との指摘が聞かれた。
 ユーロは確り。欧州委員会のユンケル委員長が、欧州議会での施政方針演説で「ユーロは米ドルに取って代わる基軸通貨になるべき」との考えを示したことで、一時ユーロ買いが優勢となった。その後値を消したものの、米卸売物価指数の低調で再びユーロ買い・ドル売りが優勢となり、1ユーロ=1.16ドル台で推移した。

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