外為市況=円は軟調、111円台後半

2018/09/14 6:00:00

 13日の外国為替市場の円相場は、1ドル=111円台後半。
 注目されたトルコ中銀の金融政策決定会合では予想を上回る大幅利上げが決まったため、トルコリラが反発。新興国市場が落ち着きを取り戻すとの期待から、相対的に安全な通貨とされる円を売る動きが優勢の展開。本日発表された8月の米消費者物価指数(CPI)・同コア指数が市場予想を下回ったことで、円が買い戻される場面がみられたが、米週間新規失業保険申請件数は1969年12月以来、約49年ぶりの低水準を記録。労働市場の底堅さが示されたため、商い一巡後は再び円売りが優勢となり、111円台後半まで円安・ドル高に振れた。
 ユーロは堅調。欧州中央銀行(ECB)理事会では金融政策の据え置きが決まった。市場予想通りであったため、市場の反応は限定的にとどまった。その後は、米CPIの下振れや、英国の欧州連合(EU)離脱交渉の進展が伝えられたことを手掛かりにユーロ買いが先行し、1ユーロ=1.16ドル台後半までユーロ高・ドル安が進んだ。

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