外為市況=円相場は米中貿易摩擦への過度な警戒感が後退し、112円台前半

2018/09/19 6:00:00

 18日の外国為替市場の円相場は、1ドル=112円台前半。
 トランプ米政権が17日、中国による知的財産権侵害に対抗した制裁関税の第3弾を24日に発動すると発表。中国からの輸入品2000億ドル相当に10%の追加関税を課し、来年には25%に引き上げる。これに対し中国商務省は18日、「中国は同時に反撃せざるを得ない」との報道官談話を発表し、報復に動く構えを示した。これを受け海外市場では米中貿易摩擦激化への警戒感が広がり、相対的に安全な通貨とされる円を買ってドルを売る動きが優勢となる場面も見られたが、その後のニューヨーク市場では、両国経済には当初懸念されたほどの悪影響が及ばないとの見方が浮上したほか、米政府が輸入品の値上がりによる消費者への影響に配慮し、当初の税率を抑えたことから、過度な警戒感が後退したため、112円台前半での推移となっている。

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