外為市況=円相場は、FOMC後に一時113円台

2018/09/27 6:00:00

 26日の外国為替市場の円相場は、1ドル=112円台後半。
 米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて模様眺めムードが強まったアジア・欧州市場の流れを引き継いで、ニューヨーク取引は序盤から1ドル=112円台後半の狭いレンジでの値動きが続いた。注目されたFOMCでは政策金利(FF金利)を0.25ベーシスポイント(bp)引き上げ、年率2.00〜2.25%とした。引き上げは市場予想通り。政策金利見通しでは18年末の予想中央値は2.375%となり、年内あと1回の利上げを示唆。2019年は3回、2020年は1回との見通しを示した。また、声明では「金融政策は緩和的」という文言が削除された。声明発表直後は売り買いが交錯し、一時113円台前半まで円安が進んだ。ただ商い一巡後は次第にドル売り・円買いが優勢となり、112円台後半に水準を戻した。市場筋は「年内あと1回、来年3回の利上げ予想はこれまでと同様であるものの、20年での利上げ打ち止めが示唆されたことで、利上げサイクルが終了に近づいているとして、一部ではハト派的と受け止められたようだ」と指摘した。

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