外為市況=米経済の先行き期待が強まり、円相場は113円台前半に軟化

2018/09/28 6:00:00

 27日の外国為替市場の円相場は、1ドル=113円台前半。
 本日発表された2018年4〜6月期の米国内総生産(GDP)確定値は、前期比4.2%増で改定値から変わらず。2014年7〜9月期(4.9%)以来、3年9カ月ぶりの高い伸びで、米国経済の堅調が確認された。また、8月の米耐久財受注は前月比4・5%増と市場予想(2.0%増)を上回ったことで、米国経済の先行きに対する期待が強まり、ドル買い・円売りが優勢の展開。1ドル=113円台前半を付け、約9カ月半ぶりの円安・ドル高水準となった。市場筋は「米連邦公開市場委員会(FOMC)を無難に通過し、改めて米経済の好調を意識したドル買いが優勢となったようだ」と指摘した。
 ユーロは下落。9月のユーロ圏景況感指数が市場予想を下回ったことに加え、イタリアの来年度予算案をめぐる不透明感の再燃を嫌気して、ユーロ売りが先行。1ユーロ=1.16ドル台半ばまでユーロ安・ドル高に振れた。

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