外為市況=円相場は一時113円台後半

2018/09/29 6:00:00

 週末28日の外国為替市場の円相場は、1ドル=113円台半ば。
 東京株式市場がバブル後の最高値を更新したことで投資家のリスク選好姿勢が強まり、相対的に安全な通貨とされる円を売る動きが優勢となった海外市場の流れを引き継いで、ニューヨーク取引は1ドル=113円台半ばで始まった。イタリアの財政問題を背景にユーロ・ドル相場でドルが強含みで推移したことも、ドル買い・円売り要因となり、一時113円台後半まで円安に振れた。ただその後は、週末要因から持ち高調整のドル売りが入り、113円台半ばに水準を戻してもみ合いとなった。
 ユーロは軟調。イタリア連立政権が向こう3年間、財政赤字の対国内総生産(GDP)比率を2.4%に安定させる目標を掲げたことで、債務圧縮が進まないとの見方が浮上。欧州委員会のモスコビシ委員(経済・財務・税制担当)が「われわれが共有する財政ルールを逸脱しているように見える 」と述べ、積極財政の再考を促したと報じられ、ユーロ売りが優勢の展開。一時1ユーロ=1.15ドル台後半までユーロ安・ドル高に振れた。

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