外為市況=円相場は、一時112円台後半

2018/10/09 6:00:00

 週明け8日の外国為替市場の円相場は、1ドル=113円台前半。
 東京市場休場に伴い薄商いとなるなか、連休明けの上海総合指数が大幅下落となり、投資家のリスク回避姿勢が強まったため、アジア取引時間帯に1ドル=113円台半ばで推移した。その後はイタリアの予算案をめぐる不透明感の強まりや、欧米株の下落も円買いを促し、112円台後半まで円高・ドル安に振れる展開となった。8日に北京を訪問したポンペオ米国務長官は、中国の王毅国務委員兼外相と会談したものの、習近平国家主席との会談を設定されなかったことで、米中対立の緩和期待が後退したことも円買いを誘ったとみられる。ただ、NYダウがプラス圏に切り返したため、取引終盤は113円台前半に水準を戻した。
 ユーロは軟調。欧州委員会がイタリアの今後3年間の財政目標について懸念を表明したものの、イタリアのディマイオ副首相が当初目標を維持する構えを示したことで、同国の財政不安が再燃したため、ユーロ売りが優勢となった。

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