外為市況=米株価下落を眺めて、円相場は一時111円台後半

2018/10/19 6:00:00

 18日の外国為替市場の円相場は、1ドル=112円台前半。
 前日公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨がタカ派的と受け止められ、ドル買い・円売りが優勢となったアジア・欧州市場の流れを引き継いで、ニューヨーク市場は1ドル=112円台半ばで始まった。しかしその後は、米株式市場の下落を眺めて投資家のリスク回避姿勢が強まり、相対的に安全な通貨とされる円を買う動きが先行。一時111円台後半まで円高・ドル安に振れた。ただ、111円台では短期筋のドル買いが入り、取引終盤は112円台前半でもみ合いとなった。
 ユーロは軟調。英国の欧州連合(EU)離脱をめぐり、当初の期限とされていた11月合意は絶望的との見方が浮上。また、イタリアの予算案について、欧州委員会がEU財政規律から大幅に逸脱しているとの見解を通達した。これらを受けて、欧州経済の先行きへの警戒感が強まり、ユーロ売りが優勢の展開。1ユーロ=1.14ドル台半ばまでユーロ安・ドル高が進行した。

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