外為市況=112円台後半でもみ合い

2018/10/23 6:00:00

 週明け22日の外国為替市場の円相場は、1ドル=112円台後半。
 日本や中国の株価上昇を背景に円売り・ドル買いが進んだロンドン時間帯までの流れを引き継ぎながらも、サウジアラビアをめぐる地政学的リスクなどに対する警戒感が燻っていることから円の下値は堅く、加えて本日は主要な米経済指標の発表などもなかったためか積極的な商いが控えられた面もあり、概ね1ドル=112円台後半でもみ合う値動きとなった。
 ユーロ・ドル相場は、イタリアのディマイオ副首相が財政赤字目標をめぐって欧州連合(EU)側と交渉する用意があるとした上で、ユーロ圏を離脱する計画はないと改めて強調したことを受けてユーロ買い・ドル売りが先行する場面もあったが、その後はトリア経済・財務相が財政赤字を増やさないとしながらもEU財政規律に反する2019年予算案を修正しない考えを示すなど、イタリアの財政問題をめぐり情報が錯綜したことから一転してユーロ売り・ドル買いの流れとなった。

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